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『逆境ナイン』

炎の漫画家(熱)炎尾燃…もとい、島本和彦の代表作(?)、
『逆境ナイン』がなんと映画化!?
私が島本先生の作品に出会ったのは高校時代、
ある友人の薦めで『ワンダービット』を読んだのが最初でした。
同じ友人から『逆境ナイン』も全巻借りて読み、
まぁ、そのほかの島本作品もほとんどその友人に借りて読みました(笑)。

んで、公開初日にその友人らと観に行きました(爆)。
(場所は新宿ジョイシネマ3)

いや~、正直、原作はうろ覚えで、大まかな展開しか覚えてないんですが、
映画を観ながら「あ、そうだったそうだった。」てなカンジで
思い出しつつ観てました。

主人公の不屈闘志は玉山鉄二だったワケですが、
まぁ、私は良かったと思いまス。
ヒロインのマネージャーのコがカワイかったんですけど、
原作ではどんなコだったっけ?
まったく憶えていません(笑)。
まぁ、カワイかったからOKです。

それから地元ライバル日の出商の主将と
エースバッター(スナイパーなんとか)もナイスでした。
日の出商キャプテンは背が低いってトコだけ原作通りでした(笑)。
でも単体でナイスキャラでした。
田中直樹のサカキバラゴウは面白かったんですけど、
「ココリコ田中」のイメージが勝ってしまってますネ。

んで、脚本についてですが、
原作では甲子園まで行って、不屈を乗せて決勝戦に向かう車が
トラックに撥ねられて(?)なんとか甲子園に辿り着いたものの、
記憶喪失だったりと、掟破りの展開の連続なんですが、
サスガに1本の映画でそこまでは描き切れず、
地区予選突破までで終わってます。

一応、野球漫画(映画?)なんですが、
野球のことを全然知らなくても楽しめる内容になってます(笑)。
野球に詳しい人が見たらどう思うのかな…(汗)。
「112対0」とか、ありえない点差を1イニングで
しかも1人で逆転するという究極のありえなさ(爆)。
主人公はひたすら熱いですけど、その熱さに全く根拠がありません!
コレこそが島本節なんですよネ。
島本作品のファンとしてはかなり楽しく観れたんですけど、
そうでもない方はどうだったのかな…?

ちなみに地区予選決勝のゲスト解説として、
島本先生が炎尾 燃のクレジットで出演されてました(笑)。

今回は、好きな漫画の映画化ってコトで、かなり甘々レビュー(汗)。
まぁ、あえてダメ出すとしたら、
特殊効果のヨワさかなぁ~。
VFXがもうちょいレベルUP出来れば(せめて少林サッカーくらい)、
原作の持つテンションとか熱さに近づけられるのにな~。
いやまぁ、欲を言えばってコトですけどネ。
面白かったです。
漫画の映画化はどんどんやってもらいたいですネ。
by YosssingLink | 2005-07-04 23:17 | 映画(○)
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