公開当時、一部で話題になってたので、観に行こうと思っていながら
行きそびれてた作品のヒトツ、『シティ・オブ・ゴッド』(02年ブラジル)が
TVで放映されたので、すかさず観てみました。
リオのスラム街、通称「神の街」は無法地帯で
ギャングが街を支配し、麻薬と強奪と殺人が蔓延していた。
そんな街では真面目に働いても報われず、
子供でさえ皆、銃を所持し、盗みに加担する。
そんな街で育った少年ブスカペは、幼馴染が
皆ワルとしてのし上がっていく中、一人カメラマンを目指す。
そんなお話。
チンピラの手下だった子供らが、町の支配者になっていく過程を
ブスカペの視点で追っていきます。
実話がベースとのことですが、小学生くらいの子供らが
銃を片手に強盗殺人三昧とは、なんともショッキングです。
警察も金でどうにでもなる連中ばかり。
こんなトコには住みたくないっス…。
一見して社会派ドキュメンタリーのような内容っぽいですが、
単なる記録映画(っぽい映画)ではなく、実はエンタメとしても良く出来ており、
構成や展開や編集がとても面白く、最後まで飽きさせません。
ノリとしてはタランティーノやガイ・リッチーに近いかも…?
(ギャング映画だから…?)
コレはなかなか、期待していた以上に面白かったです(言い過ぎ?)。