『男たちの大和 YAMATO』


何といっても戦艦大和の実物大セットを作ってしまったのが
最大のウリ!

大和の乗組員として運命を共にした若者たちの姿を
現代まで生き残った一人の男の追憶という形で描く青春ドラマ。

戦友の義理の娘を名乗る女性に大和沈没地点までの案内を頼まれる
年老いた漁師。彼は大和の生き残りの一人だった。
その女性は義父の遺言に従い、遺骨を大和の沈む海に散骨したいと言った。
小型船舶を操縦しながら当時を振り返る老人。。。

そこから回想に入り、大和に乗る若者たちの厳しい訓練の様子や
仲間との友情と絆、幼なじみや家族との別れを描いていきます。

まぁ、この辺のドラマに関しては私は別に語るコトも無いんですけど(爆)、
まぁ、やっぱり実物大の大和に尽きますなぁ(笑)。。。
おかげで船上でのシーンは当然臨場感がありました。
戦闘シーンもなかなかリアルで迫力がありました。
ですが、実際、海上を往くカットは、なんだか模型チックというか、
撮り方に芸が無いというか…もう少し、カメラワークやアングルを工夫して
スケール感を演出した方が見栄えがしたかもですね。
映画のテーマからして堅いマジメな作りにしたのは良かったような気がしますが
(だがやはり、負けると分かってて降伏せず戦地に若者を死にに逝かせる…
特攻の美徳みたいなのを肯定する描き方は感心しませんね…。
亡くなった方々が無駄死にでは無かった…、と言いたいがためなのは分かりますが…。)
…ですが、エンターテイメントとしての描き方は
もう少し工夫のしようがあったのでは。

というのも、この日、コレを見る前に『キングコング』と『ロード・オブ・ウォー
を観てしまったので、かなり目が肥えていたのでした(笑)。
この『大和』も邦画にしてはレベルの高い作品でしたが、
見劣りしてしまうのは仕方無いですね。。。

この映画に関しては褒めるべきところは
実物大の大和ってトコくらいしか思いつかないので…
他に気になった点と言えば、今作はあの『タイタニック』同様、
当時を知る現代人の回想という形式で描かれてますが、
そういう描き方をする意味がそれほどあったとは思えませんでした。
実際、この映画を作る上で、当時を知る人々の証言や指導が
必要不可欠だったであろうことはよく分かるのですけど、
現代のシーンがなんだかダルいというか、緊張感に欠けるというか
眠いと言うか(結局ソレか…)…。。。
別にそのまま当時の設定で始まって終わったっていいじゃないですか。
なんて観ながら思った私ですが、
察するに、仲間の殆どが戦火に散り、大和と共に沈んでいった中、
僅かながらも生き残った人々の苦悩を描きたかったようです。
あ。ソレって結構重要ですかっ。すみません(汗)…。

まぁ、ですが、退屈な場面であることには変わり無いので
もうちょっとテンポ良く切り詰めてった方が良かった気がします。
こういう題材の映画にそんなの求めちゃダメかなぁ(汗)…。。。

まぁ、前述した理由もあって、少々(?)辛口になりましたが、
邦画にしてはスケールの大きな超大作でした。
見応えは邦画にしてはあったけど…、うーん、
正直映画としてそれほど面白くは。。。
金の掛かったドキュメンタリーってトコ?
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by YosssingLink | 2006-01-10 01:02 | 映画(△)
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