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『べオウルフ 呪われし勇者』

ひさびさに映画のレビューでも…。

レビューはひさびさですけど…、実際私は
毎月平均で5~6本かそれ以上は観に行ったりしてまス(汗)。。。

ま。ソレはさておき…

↑古い叙事詩が原作、ロバート・ゼメキス監督フルCGアニメ(?)
『べオウルフ』です。





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おそらく…、この作品は実写ベースだと思われてた方が
結構居るんじゃないかと思うのですけど、
かくいう私も、本編を観るまでは…、いや、本編が始まってしばらくは

「…ぇ?コレがCG…?実写?…ぃゃ、やっぱCGか…?」

とか、思ったくらい…。

ぃぇ、実は事前に「フルCG」だと聞いてはいたのですが…
予告編などを見る限り、にわかには信じ難く…
「…フルCGってのは、何か別の意味(?)で言ってるのだろう…」
とか、自分でもよくわからない考えで、とりあえず公開を待つことに。

…で、
いざ観てみたワケですが…、前述したように、CGといえど
実写と見紛うばかりの超絶クオリティ…(汗)。。。
最近のCG技術はココまで来てましたか(汗)…。

リアル志向のフルCG映画といえば、やはり『ファイナルファンタジー』
を思い出さずにはいられませんがw、、、
まぁ、あの作品のCGも当時としては(まぁ、今においても、そこそこ)
出色の出来だったと思いますけど…、同時にいくつかの課題を浮き彫りにした
作品でもありました(汗)。

よく言われてたのは、いかにリアルなモデリングでも
やはり生身の人間に比べると、表情も乏しく、肌の色艶なども
生気が感じられず、人形かサイボーグみたいだとか。

まぁ、コレは技術的な問題ですが…、あと、FF鑑賞時に
私が思ったのは、フルCG作品なのに、見せ方にソレが全く活かされてない
ということでした。
コレはおそらく、実写ベースの映画っぽさを念頭に置くあまり、
既存の映画っぽいカット割りに終始してしまったためだとか、
監督がゲーム制作者なので、、、映画っぽい演出にこだわるクセが
出てしまったんじゃないだろうか、とか、私が勝手に推測していますw。

ちょっとハナシが逸れましたが(汗)…
まぁ、分かり易い例ということでFFを引き合いに出しましたけどw、
それに引き換え、今作は格段にリアルになった映像技術はもとより、
ゼメキス監督らしい、実写ではありえない、フルCGならではの
カメラワークがふんだんに盛り込まれてたりなど、今後の映像表現に
おける無限の可能性も感じさせる見応えのある内容だったというハナシ。

特に人物の表情の細かさは特筆に価するものがあり、
例えば台詞の全くないシーンでも、表情のみによる演技で
シーンを語ったりなど…。

表情以外でも、筋肉や毛髪など…特に毛髪はCGにおいては
難題として挙げられる項目の常連だったかと思いますけど、
もうココまで表現できるようになってるんですね。。。

…まぁ、実写と遜色ないCG!と言っても、
さすがに並べて見比べれば違いは一目瞭然かと思いますけどね(汗)。
本作が背景なども全てフルCGの作品だったがゆえに、
実写との境界線などがなく、馴染んで見えたってのも多分にあると
思いますけど、それでもかなりのリアルさだったと思います。


ココまで人体をリアルに再現でき、かつ人間臭い演技もさせられる
のならば、、、もうソレこそ映像表現に不可能は無くなりますね!
…って、何かあるたびにコレ言ってるような気もしますけど(汗)…

例えば、当時一世を風靡した『マトリックス』のブレットタイム(マシンガン撮影)
なんかも、CGモデリングならもっと多彩な表現が可能だし
(とは言え、現段階ではまだ実写と並べると
違いは顕著だし…、先の話ですけどね)…そういえば、
『マトリックス リローデッド』のエージェント・スミスの群れとの格闘シーンは
CGモデリングが多用されてたかと思うんですけど、
やっぱCGっぽさが目立つカンジでしたねぇ…。
『スーパーマン』のCGモデルも、アップになるシーンが多かったからか、
やはりCG臭てのは微量ながらも気になってしまいます…ぃぇ、
別にいいんですけど。
 
まぁ、つまり、、、何が言いたいかといえば、
本作のCGを見て、そのへんの課題だった部分てのは、今後
解消していくのかなぁ~、とか、映画好きとしてはwktkだったというハナシ。


…で、なんだかCGのハナシばかりになってしまってますが(汗)、
その他の要素はどうだったのかというと、、、まぁ、ストーリーは
いかにも神話とか、その辺っぽいというかw(偏見かもですが)、
多少のツッコミどころとかはありつつも、わかりやすくて面白かったと思います。

序盤~中盤の主人公べオウルフの自己顕示欲モロ出し(?)自画自賛満載の
ナルシストぶりが天晴れでした(笑)。
怪物退治の際、なぜか全裸になるべオウルフ(爆)。
「怪物は武器も防具も持たない、対等の条件で戦いたいのです」
とかゆって姫様の前で脱ぎ出すアホ勇者っぷりですがw、

「∑お前、ただ脱ぎたいだけだろ!」

と、思ってしまいましたw。

んで、ホントにモロ出しでバトルする勇者様ですが(笑)、
お宝が見える角度のシーンは全て何らかの遮蔽物で紙一重で
隠してるのが笑えましたw。
緊迫したシーンが、いい意味で(?)台無しw!遊び過ぎwww!∑d


…と、またハナシが脱線しましたが(汗)、
まぁ、そんな見所が満載でしたw。
もちろんアンジェリーナ・ジョリーのボディーラインなども見所ですw。

ちなみに、本作は3D上映も想定した映像設計になってるらしく、
一部の劇場では3D上映もされてます。
言われてみれば確かに手前に迫ってくるシーンが多かった。
実は私も3Dの方を観たかったのですけど…、時間が合わず断念(沈)。

お近くの劇場で3D上映されてましたら、そっちを観てみるのも
一興かもですね。
by YosssingLink | 2007-12-02 19:54 | 映画(○)
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