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『Vフォー・ヴェンデッタ』

このところ、映画レビューをサボっていて…、
気が付いたら観に行ったっきりレポしてない映画が溜まってました(汗)。
もう、放っとこうかとも思いましたが、一応、簡単にでも感想とか
書いとこうと思います…。今更な作品もありますが。。。


↑『マトリックス』で一躍有名になったウォシャウスキー兄弟が
脚本を手掛けた近未来ポリティカルスリラー?

主演は『レオン』『スターウォーズ』新三部作で
ヒロインを演じたナタリー・ポートマン。
仮面のテロリスト「V」を演じるのは『マトリックス』の
エージェント・スミス役でブレイク(?)したヒューゴ・ウィービング。
最後まで顔出てきません(爆)!

第3次大戦後、独裁国家となった近未来の英国で、統制の名の下に
抑圧された民衆の代弁者として、仮面の男「V」が現れた!
TVジャックの演説で民衆を鼓舞し、
政府の象徴的建造物を次々と爆破して回るV。
Vの正体は…何が彼をそうさせるのか…?!
そして革命なるか…?果たして民衆は立ち上がるのか?!




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『マトリックス』のようなハデなSFアクションを期待して観に行った知人は
肩透かしだったと言ってましたが…
確かにそういうものだと思って観に行くとちょっとガッカリかも(汗)…。
アクション映画というよりかは、サスペンスですかねぇ…?
サイトにはスリラーって書いてましたけど…スリラーなの?コレ…。

一応、ハデな爆破シーンや座頭市みたいな立ち回りも一部ありますが、
この映画の見所としては、Vのキャラクターの魅力に尽きるかと。
爆破などの過激なテロ活動を行う一方で、ヒロインの前では紳士的で饒舌、
台所に立って朝食を作ったり、好きな映画を観ながら無邪気に熱く語ったり、
決して素顔は見せませんが、なんだか憎めないヤツです(笑)。
悪人に裁きを下す際に、聖書の引用(?)のような台詞を
劇口調で語るのも面白いです。

全体的にトーン暗めなので、愉快な映画ではないですね。
政府の雰囲気はナチを、ボスはヒットラーを思わせる、というか
モロにそのものな風貌です。
まぁ、分り易くていいのかな…?(笑)

しかし、このご時世に、世界観設定が設定とはいえ、
よく爆破テロ犯をヒーローに仕立てた映画を作りましたね(汗)。
まぁ、だからせめて米じゃなくて英国が舞台なのかな…(笑)?
アメリカ映画かと思ったら、英独合作だったんですね。
(だからナチっぽかったのか…?)

革命とか一揆的なお話がお好きな方にはオススメかもしれません。
どうだろ…?
by YosssingLink | 2006-06-26 21:00 | 映画(○)
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